腸活のために食物繊維摂取を意識

腸内環境をよくするために大切な成分が食物繊維です。食物繊維には不溶性と水溶性があり、不溶性は便のカサを増やして腸の働きを活発にする、水溶性は善玉菌のエサになる、糖や脂肪の吸収を抑制するといった働きがあります。

食物繊維を摂らずにヨーグルトやサプリメントなどで乳酸菌・ビフィズス菌を摂取して、出ない出ないと言ってる人がいますが、食物繊維が足りなければ腸の働きが鈍ってしまうし、出すためのもとが少ないので、出ないのも無理はありません。まずは食物繊維を摂ることが大切です。

私の普段の食事は食物繊維摂取を意識したものです。主食は玄米、さつまいも、オートミールなどです。これらはどれも食物繊維を多く含んでいます。食物繊維量を比較すると、玄米は白米の5倍ほど多く食物繊維を含んでいます。白米は食物繊維を多く含むぬか部分を取ってしまっているため、食物繊維含有量が少ないのです。玄米は固くてもそもそしておいしくないというイメージを持っている人もいると思いますが、24時間くらい浸水しておくと発芽をして、柔らかく炊きやすくなります。

皮膚、爪、髪、筋肉などはタンパク質でできているので、タンパク質を毎日摂取することは健康維持にとって大切なことですが、肉ばかり食べていると腸内環境が悪化をします。腸内環境の悪化を防ぐためと食物繊維を摂取するためには、私はタンパク質源として納豆を食べることが多いです。納豆1パック(50g)には3gほどの食物繊維が含まれています。

野菜は毎食欠かせません。レタス、キュウリ、トマトなど淡色野菜は食物繊維含有量が少ないので、小松菜や水菜など緑黄色野菜を多く食べるようにしています。調理が面倒だと続けられないので、スープや蒸し野菜など簡単に作れるものをよく食べています。

以前はほとんど食物繊維を摂れていなかったので便通が悪く、出てもウサギのフンのようなものがほんの少しだったのですが、食物繊維を意識して摂るようにしたら便通がよくなってきました。